Hakone Gora Karaku: 70 Rooms, Each With Its Own Onsen Bath

箱根・強羅 佳ら久|全70室に温泉露天風呂を備えた宿

箱根・強羅 佳ら久(はこね・ごうら からく)は、2020年10月にオープンしたORIX Hotels & Resorts運営の高級温泉旅館。全70室、すべての客室に貸切露天風呂を備えている。カップルでも家族でも、みんなで争う露天大浴場なんかなしに、箱根の本物の温泉をひとり占めしたい人にはまさにうってつけ。本格的な懐石ディナーと、強羅駅から徒歩3〜5分という立地が魅力だ。予約前に知っておきたいこと:大きなパノラマ浴場は男女入れ替え制で、タトゥーのある方は利用不可。それが気になるなら、客室風呂と予約制の貸切風呂3つをフル活用しよう。

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The Hakone Gora Karaku ryokan at dusk, autumn foliage against its layered facade
夕暮れの箱根・強羅 佳ら久。重なり合う外観に映える紅葉。

佳ら久ってどんなところ?

強羅は、箱根登山鉄道が早雲山へ向けてケーブルカーの登りを始める手前にある、最後の「ちゃんとした町」。ひそかに、箱根でいちばん賢く滞在するための拠点となってきている。箱根湯本より標高が高く、涼しく、緑が多く、しかもぜんぜん混まない。徒歩圏には美術館や公園が集まっている。佳ら久はそのど真ん中、強羅1300-8に位置する。駅からちょいと歩いたところにあるということは、山道を一日歩き回って、とにかく荷物を放り出して座りたいという気分になったとき、そのありがたさが身にしみる。

2020年10月2日オープン。古民家をリノベーションした旅館ではなく、モダンな高級旅館として生まれ変わっている。その姿勢は建物の構成からも見て取れる。ゲストウイング2棟、最上階にグリルレストランのある別館、シンボル的なウォーターテラス、宿泊者専用のカウンターバー・ラウンジ、そして The Day Spa Operation が運営するスパ。隠れ家的でお部屋9つの小さな宿ではなく、どっしりとした大きな建物だから、懐石が出るリゾートという感覚で楽しむのがいちばんしっくりくる。

The lit entrance of Hakone Gora Karaku at dusk, noren curtain and a sculpted pine
玄関先:灯りの点いた暖簾、造形された松、そしてその背後に山。
The water terrace courtyard reflecting the sky, mountains behind
ウォーターテラス — 石板に薄くたたえた水が空を映す。

本施設は、3年連続でミシュランキー1つ星を受賞(2026年9月にホテル発表)。実際の意味は「ぶれない」ということ。毎回来るたびに、同じクオリティを確実に届けてくれるタイプの宿だ。度肝抜かれる系の宿というより、何度でも頼れる安心感のある宿と考えていい。

客室について

全70室、いずれも約56平米。東棟と西棟に分かれ、和タイプと洋タイプの両方が用意されている。この広さなら、部屋は本当におおらかに感じる。スーツケースを開きっぱなしにしても、デイバッグを床に置いても、バルコニーへの道がちゃんと空いている。

A twin guest room at Hakone Gora Karaku opening to a balcony above the forest
バルコニーにつながる客室 — そして専用露天風呂へ。

そしてこのバルコニーが重要。70室すべてに、専用の温泉露天風呂があるからだ。共同浴場しかない箱根のホテルより佳ら久を選ぶ理由、それはまさにここにある。真夜中でも朝6時でも、雨の日でも、夕食の後でも、自分のタイミングで、マナーも気にせず、好きなだけ浸かれる。客室風呂の源泉は共同浴場とは別系統なので、2泊したって連日浸かる人でも、ちゃんと変化が感じられる。

客室タイプは、最上位が「佳ら久 Room」。次に各棟の Mountain View ルーム、そして Superior Deluxe、Deluxe の順。バリアフリー対応の Universal Room もあり、その客室露天風呂には移乗ベンチが設置されている。細かくて、でも本当に役立つ配慮だ。

A twin room with warm backlit headboard and abstract gold artwork
やわらかな光が回るツインベッドと、金地のアート作品。
A suite living area with sofa opening onto a balcony and the Hakone mountains
バルコニーへ続くスイートのリビング。窓いっぱいに箱根の山々。

温泉について

ここはナトリウム−塩化物温泉。お肌に触れたとき、シルクのようになめらかだ。この泉質は地元で「熱の湯」と呼ばれることもある。体の芯までじんわり温まり、その熱がなかなか逃げないから。長い旅の一日の後には、まさにこれ以上ない効能だ。

この温泉に公式に認められている適応症には、切り傷、末梢循環障害、冷え性、憂うつな気分、皮膚乾燥症などがある。これは医療的な保証というより、日本の温泉の標準的な分類として受け取ってほしい。ただ、秋や冬にここへ来る人たちの理由がよくわかる。

共有のパノラマ露天大浴場は2か所、男女入れ替え制。営業は5:00〜10:00と15:00〜24:00。「蒼海」(そうかい)は内湯と露天風呂を備え、山の向こうに相模湾まで望める。ミストサウナもある。「明星」(みょうじょう)は明星ヶ岳(通称:大文字山)に向かって内湯と露天風呂を構え、サウナ(ドライ)付き。各浴場にパウダールームあり。なお、公式ポリシーとして、タトゥーのある方は共有浴場を利用できません。

An open-air hot spring bath at dusk looking over the mountain valley
夕暮れの露天風呂。眼下に渓谷が広がる。
An open-air hot spring bath framed by a doorway, the green mountains beyond
額縁越しに眺める露天風呂――その先には緑の稜線が続く。
An indoor hot spring bath with a wide window framing the misty mountains
内湯。大きな窓いっぱいに、霧に包まれた山々の眺めが広がる。

よりプライベートなひとときには、予約制の貸切風呂が三つ用意されている。「檜の湯」は竹林を望む檜の湯船、「岩の湯」は強羅石を組んだ石造りの浴槽。そして「シルクの湯」はマイクロバブルを含む水を使用する(温泉ではない)ため、肌あたりが格段にやさしく滑らかになる。

ダイニング

メインのダイニング「六つ喜」では、日本伝統の会席料理をベースにした和食を、旬の地元食材で仕立てる。会席を知る人にとっては、その流れと繊細な盛り付け、そして引き算の美学が想像できるはず。知らなくても問題ない。館内にいながら、手軽に上質な食事が楽しめる、それが会席の魅力だ。

もっとカジュアルで洋風な気分なら、別館最上階にあるグリルレストラン「十邑」へ。明星ヶ岳と大文字山の稜線を望むダイニングで、選りすぐりの肉や旬の魚介をグリルで提供する。日中に十キロ歩き回って、豪快で分かりやすい料理が食べたい夜には、ここの出番だ。

A kaiseki course at Hakone Gora Karaku: grilled meat, scallop, rice and appetisers
メインダイニング「六つ喜」の会席コース。
The dining room at Hakone Gora Karaku, wood tables under a slatted ceiling
ダイニングルーム。木のテーブルと格子天井、そして控えめな照明。

朝食は和食。食事と食事のあいだには、宿泊者専用ラウンジ「間(AWAI)」のカウンターバーでひと息。売店とギャラリーでは、寄木細工の工芸品、陶器、地元のお茶やお菓子が揃っている。

アクセス

強羅は箱根登山鉄道の終点、箱根湯本の先にある。強羅から登山ケーブルカーで早雲山へ、さらに箱根ロープウェイで大涌谷と進むルートの起点でもある。箱根強羅花桐は強羅駅から徒歩3〜5分。山の宿としては珍しく、東京からの到着が驚くほどスムーズだ。

新幹線側から来るなら、JR小田原駅とホテルの間に無料シャトルバスがある。1日2便(往復各2便)、要予約。所要時間は通常45〜50分、渋滞時で90〜120分。部屋と同時に予約しておくこと。2便しかないため、余裕を持って動くのが賢明だ。

車での来館も可能だが駐車場は数に限りがあり、EV充電器は7基(200V/16A)が用意されている。チェックインは15:00、チェックアウトは11:00。

こんな人に合う

温泉を第一に考えつつ、広い空間、モダンな浴室、快適なベッド、そして食事のスタイルに選択肢がほしい人。つまり、一度は伝統的な旅館に泊まり、「温泉の魅力は受けたいが、格式張るのは…」と思ったことのある大半の旅人にぴったりだ。56平米は家族旅行にも十分な広さで、全室に専用の風呂があるのも心強い。

強羅を拠点に美術館を巡る旅にも最適だ。強羅公園、箱根写真美術館、ポーラ美術館、箱根彫刻の森美術館がすべて近い。ユニバーサルルームとその移乗用ベンチにより、車いす利用のゲストにも配慮された滞在が叶う。

一方で、築百年の建物に佇む畳八畳の静謐な客室こそが旅館だ、という方には物足りないかもしれない。また、タトゥーで大浴場が使えない場合、室内の風呂か貸切風呂を中心に過ごすプランを考えておくとよい。

基本情報

チェックイン15:00、チェックアウト11:00。大浴場は5:00〜10:00と15:00〜24:00(男女交替制)。貸切風呂は要予約。駐車場は台数限定、EV充電器7基(200V/16A)。小田原駅から無料シャトルバスあり(1日往復各2便・要予約)。スパは「強羅スパ AIOI」。木・火・土・金・水の五行に基づくトリートメントを提供(運営:The Day Spa Operation)。

館内には、ぜひ5分だけ立ち寄ってほしい屋外テラスが二つある。石板の上に薄く水を張り、夜には灯りが映える「水のテラス」と、稜線を望むベンチが並ぶ竹林の「森のテラス」だ。ロビーラウンジには、早川をイメージしたレンガの壁面が印象的。

The warmly lit entrance corridor with an illuminated geometric wall
幾何学模様の壁が光に浮かぶ、温かな光のエントランス廊下。

よくある質問

箱根強羅花桐は強羅駅からどのくらいの距離ですか?

強羅駅から徒歩約3〜5分。強羅駅は箱根登山鉄道と箱根登山ケーブルカーが発着する駅です。

すべての客室に専用の温泉風呂は付いていますか?

はい。東棟・西棟を含む全70室のバルコニーに、温泉の露天風呂が備わっています。客室の風呂は大浴場とは別の源泉です。

タトゥーがあっても大浴場は使えますか?

申し訳ありませんが、公式ポリシーによりタトゥーのある方は大浴場をご利用いただけません。客室の露天風呂と、予約制の貸切風呂3件はご利用いただけます。

JR小田原駅からシャトルバスはありますか?

はい。JR小田原駅とホテルの間に無料シャトルバスが運行しています(1日往復各2便・要予約)。所要時間は通常45〜50分、渋滞時は90〜120分程度です。

箱根強羅花桐の客室タイプと空室状況をチェックする →

参考情報

  • https://gora-karaku.orixhotelsandresorts.com/
  • https://www.japanryokanguide.com/en/ryokans/hakone-gora-karaku
  • https://wherebest.com/en/review-hakone-gora-karaku

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箱根・強羅 佳ら久を旅程に組み込む

強羅は箱根を代表する観光コースの拠点に最適。佳ら久は駅から徒歩数分という立地で、ロープウェイ・湖・山の景色を楽しむ1〜3日の滞在プランにぴったりです。

1日 — 箱根ループ。登山鉄道で強羅へ、ケーブルカーで早雲山へ、ロープウェイで大涌谷を越え、芦ノ湖で遊覧船に乗って箱根神社へ。

2日 — 強羅公園の庭園、箱根美術館、箱根彫刻の森美術館。午後は宮ノ下の温泉街を散策して。

3日 — 旧東海道の杉並木と箱根神社の湖畔鳥居。あるいは御殿場へ向かって東京へ戻る途中、一日を過ごすのも。

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