13日間の東北プライベートツアー

 観光名所関東 地方で最も日本の歴史を感じられる場所の一つが、小江戸として知られる佐原です。ここでは、古い建物や伝統的な工芸品、そして今も息づいている歴史があり、江戸時代（1603－1867年）の雰囲気を楽しむことができます。船岡城址公園は日本百大賞櫻地點の一つです。四月上旬から下旬にかけての櫻花祭りの期間中、櫻花が競って咲き誇ります。碧い空を遠くに眺め、周囲の櫻の美しさに包まれていると、自然と心身がリフレッシュされます。天気が良い日には、遠くにある藏王山の残雪も見ることができます。公園内の鉄道を跨ぐ橋を渡ると、河岸には無限に続く櫻の風景が広がります。ここが有名な「白石川堤一目千本櫻」の起点の一つです。松島湾周遊 でも有名な松島湾の260の島々は、日本三景の1つと総称されています。伝説の俳人、松尾芭蕉（1644-1694）でさえ、東北の宮城県 の海岸で出会った美しさを表現するのに苦労しました。厳美渓は、栗駒山から一関市内に流入する磐井川が、長い時間をかけて浸食して形成された国の名勝および天然記念物です。約2キロメートルにわたる翡翠色の水流の中には、奇岩、巨岩、壺穴、深淵、滝などの「静」と「動」の渓谷美を楽しむことができます。春には淡紅色の桜、夏には爽やかな緑、秋には真っ赤な紅葉、冬には荘厳な雪景色と、四季折々の美しい景色が楽しめます。四季それぞれに異なる美景を持つ厳美渓は、仙台藩主伊達政宗公が「松島と厳美は我が領土の二大名勝」と称賛した場所です。

日本百景の一つにも数えられる、名勝・猊鼻渓。砂鉄川の浸食でできた高さ100メートルの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景が広がります。猊鼻渓名物といえば、船頭が棹一本で操る「舟下り」。春の新緑に始まり、5月の藤の花、10月には紅葉、そして雪景色と、四季折々の景色は壮観です。折り返し地点の船着き場から散策道を進むと、猊鼻渓の名の由来となった奇岩「獅子ケ鼻」が出現します。平泉町は日本東北地方の岩手県に位置しています。2011年に「平泉─表現仏教国土(浄土)の建築、庭園及び考古学の遺跡群─」として世界文化遺産に登録されました。平泉の世界遺産は平泉町の五つの施設で構成されています。それぞれが中尊寺、毛越寺、観自在王院遺跡、無量光院跡、そして金鶏山です。鳴子峡は大谷川の侵食によって形成された大峡谷で、宮城県の名勝に指定されています。栗駒国立公園内に位置し、断崖が約100メートルにわたって続き、多くの奇岩と岩石の間に生い茂る木々が雄大な景観を作り出しています。ここは東北地方で有数の紅葉スポットでもあり、紅葉に彩られた峡谷の景色は息をのむ美しさです。小岩井農場の歴史は120年以上です。総面積3000ヘクタールのうち、一部は「牧場園」として公開されており、自然景観、生産現場、および重要文化財を見学することができます。八幡平アスピーテラインは全長27キロメートルで、岩手県と秋田県を横断し、八幡平山頂を越える蜿蜒たる道路です。この道路を通ると、野生の冷杉林の中にある青い湖が目に飛び込んできて、八幡平の独特の風景を形成します。道路沿いでは、春の澄んだ白雪による雪の回廊や秋の色とりどりの落葉に覆われた山々など、四季折々の自然の壮麗な景観を楽しむことができます。八幡平山頂から始まる八幡平樹海線も素晴らしいドライブコースで、涼風の滝を鑑賞することができます。毎年5月下旬から6月上旬頃、八幡平山頂付近の「鏡沼」では自然現象により「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれる神秘的な景観が形成されます。これは冬季に降り積もった雪が春に溶け始め、周囲と中央部がドーナツ状に融解していき、さらに日光と空の色などの条件が重なって生じる奇景です。「鏡沼」近くにある碧緑色に輝く「眼鏡沼」は最近「ドラゴンの涙」とも呼ばれ、「ドラゴンアイ」と同じくらい人気があります。新鮮な魚介類、乾物をはじめ青果・精肉、野菜、お菓子、地酒など、全長170メートルに約70店の専門店が軒を連ねる八戸市民の台所。お土産の種類も豊富で、八戸観光には外せない人気スポットです。近海で獲れた魚介類を使った磯料理や郷土料理が味わえる「厨スタジアム」や、八戸の食をまるごと味わえる「味横丁」があります。購入した魚介類や肉をその場で炭火焼きできる「七厘村」は大人気！牡蠣もホヤもイカも新鮮で、感動の美味しさです。名物のせんべい汁やりんごジュースも味うことができます。伝説によると、恐山は千年以上前、貞観4年（862年）に天台宗の慈覚大師によって霊山として開かれました。恐山は「宇曽利山」とも呼ばれ、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊山の一つです。血池地獄、重罪地獄、地獄谷、賽の河原、極楽浜、三途の川などの霊場があり、四季折々の風景を見せる宇曽利山湖と相まって、奇異で自然のままの美しい景色を形成しています。十和田湖は青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがっています。約20万年前の十和田火山の噴火活動によって形成されたカルデラ湖で、日本の湖沼の中で面積は第12位、最大水深は327メートルで日本第3位です。湖から流れ出す奥入瀬渓流も国の特別名勝および天然記念物に指定されています。奥入瀬渓流はミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた観光名所。約14km続く渓流は、どこを歩いても絶景の連続！自然で作られた緑のトンネルや遊歩道を散策すれば、澄みきった森の空気や、木漏れ日にきらめく水面、表情豊かな清流、葉や苔の可愛らしさなど、自然が織りなす美しさを余すことなく堪能できます。蔦沼は青森県十和田八幡平国立公園の深部に位置し、他の六つの湖とともに「蔦の七沼」と呼ばれています。蔦沼は原生ブナ林に囲まれ、季節の変化によって異なる景色を見せます。五月には緑豊かな草地が広がり、秋には美しい紅葉が楽しめます。朝の光が水面に差し込むと、紅葉の影が映り美しい景色が広がります。ですが、この景色は風がなく曇った朝にしか見られません。「十和田八幡平国立公園」内にある城ヶ倉大橋。全長360メートル、アーチ支間長255メートルの日本一の上路式アーチ橋となっており、その橋の上からの眺めは圧巻の一言。青森県の中でも有数の紅葉の名所「中野もみじ山」。樹齢100年を超える約130本ものもみじが織りなす彩り豊かな紅葉は、ため息が出そうなほどの絶景です。田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を絵の具代わりに巨大な絵を描く「田んぼアート」、田舎館村では平成５年に３色の稲でスタートし、年々技術が向上し今では７色の稲を使いこなし繊細で緻密なアートを作り上げています。津軽には代々伝わる「大石武学流」と呼ばれる独特の庭園造景様式があり、その典型と言えるのが国指定名勝の盛美園です。この庭園は明治35年（1902年）に着工し、9年の歳月をかけて完成しました。面積は3,600坪（約1.2ヘクタール）で、池泉回遊式庭園となっています。庭園内の北方の赤松木は大幅に剪定されており、天地創造の神々を模して作られています。また、津軽平野や遠山を借景し、緻密に配置された庭石が、この名園を遠近で有名にしています。岩木山とともに津軽富士見湖に映る全長300メートルの鶴舞之橋は、樹齢150年以上の青森ヒバを700本使用して建設された日本最長のヒバ製の三重アーチ橋です。曲線を描く橋のアーチと岩木山の景色は、まるで空を舞う鶴のようで、この橋を渡ることで長寿が増すと言われています。作家・太宰治が少年のころよく遊んだ場所として知られている芦野公園は、｢日本のさくら名所100選｣にも選ばれており、春には約1,500本の桜が咲き誇ります。湖をもつおよそ80ヘクタールの園内には、太宰治文学碑や太宰治像、津軽三味線発祥の地碑などがあり、園内を通る津軽鉄道、昔ながらの小さな駅舎など訪れる人々を和ませます。

高山稲荷神社は青森県の代表的な神社で、五穀豊穣、海上安全、商売繁盛を祈るのにとてもご利益があります。鎌倉から室町時代にかけて地元の豪族によって建てられたと言われています。この神社の見どころは、本殿から神明社へ続く道です。道沿いには高さ約2メートルの鳥居が曲がりくねって並んでおり、千鳥居と呼ばれています。これらの鳥居は願いが叶った人々が奉納したもので、その数は200以上にもなります。崩山の山頂からは、ちょうど12の湖を見ることができるため、十二湖と名付けられました。実際には33の湖があり、その中でも特に有名なのは青池と沸壺の池です。澄んだ美しいコバルトブルーの湖で、陽光が湖面に差し込むと、水中の魚やブナの枯れ枝の影が美しく映り込みます。なまはげ館・男鹿真山伝承館 - 150体以上のナマハゲ面の展示やナマハゲの実演を体験できる施設。ユネスコ無形文化遺産に登録され、国重要無形民俗文化財に指定されている「男鹿のナマハゲ」。なまはげ館では、お面や衣装の展示、大型スクリーンによる映画の上映などを行っています。150体以上のナマハゲが集う展示ホール「なまはげ勢揃いコーナー」は、迫力満点です。昭和49年に廃校となった小学校は修復され、平成16年に『回憶の潟分校』として再生しました。現在ではしばしばイベントの開催場所として利用されています。校内には懐かしい風情の教室や物品、そして暖かな照明があり、当時の姿を完璧に保っています。ここで写真を撮ると、まるで当時の情景に戻ったかのような気分になります。神秘的な碧い渓流が美しく、新緑・紅葉の名所としても知られる「抱返り渓谷」。人がすれ違うときに、お互いを抱きかかえるようにしなければ通れなかったほど狭く険しい山道だったことから「抱返り」と名付けられました。「角館」は秋田県東部の仙北市に位置し、玉川、檜木内川、そして茂密な山脈に囲まれた盆地です。ここには多くの武家屋敷（武士の邸宅）が今でも完全に保存されており、数多くの貴重な歴史遺産があります。「陸奥の小京都」とも呼ばれ、日本の「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれています。銀山温泉は、まるでタイムトンネルに入ったような懐かしい景色が広がっています。銀山川の両岸には木造の温泉旅館が立ち並び、夕方にはガス灯が灯り、周囲は一気に懐かしい日本の雰囲気に包まれます。まるで映画「千と千尋の神隠し」のシーンのようです。ここは有名な連続ドラマ「おしん」の撮影地としても知られています。最も写真映えするのは、雪の降る夜。白雪に覆われた街並みと灯りのコントラストが美しいです。蔵王の美しい自然環境の中で、蔵王キツネ村には100匹以上のキツネが自然に放養されています。これらの可愛らしいキツネたちと近距離で接触することができます。近年、ソーシャルメディアの写真がきっかけで、多くの外国人旅行者が蔵王キツネ村を訪れるようになりました。特に秋から冬にかけては、キツネの毛が最もふわふわで柔らかく、キツネの可愛らしい姿を撮影するのに最適な季節です。山形県 と宮城県  の県境に位置する蔵王山は、東北で最も有名な山の1つです。山の中には、色の変化で有名な息を呑むようなカルデラ湖である御釜があります。深く水で満たされた火口は、形が「お釜」の調理鍋に似ているため（サイズは異なります）、火山にその名前が付けられています。完璧な冬の気候と、蔵王の高い標高の組み合わせにより、この山々の樹氷ができ上がります。シベリアから吹く冷たい風が東北地方を南北に貫く山々にぶつかり、とどまります。空気中の水滴が木々に凍り付くことで、そびえ立つ雪と氷で造られたモンスターが生まれます。世界でこの現象が見られる場所はいくつかありますが、蔵王はその中でも最大級の規模です。「宝珠山立石寺」は「山寺」として広く知られています。山には奇岩怪石が点在し、修行や信仰の聖地となっています。登山口から大仏殿のある奥之院まで、約1時間かかり、その間には美しい景色が随所に見られます。1015段の石階段を登って奥之院へ向かうのは、典型的な参拝ルートで、石階を登ることは修行を積み重ねるようなものであり、煩悩を消すと言われています。修行とはいえ、句碑などの歴史遺跡や美しい景観が多く、精神的にも感覚的にも非常に楽しい体験です。

福島の色彩豊かな湖沼として知られる五色沼は、一世紀以上前の 磐梯山 の噴火によって生み出されました。火山性物質とミネラルの影響で、それぞれの湖沼が特有の色となり、その色合いは季節によって濃くなったり、さらに変化したりもします。日中線しだれ桜並木 - 昭和59年に廃線となった旧国鉄日中線跡地の一部を遊歩道として整備したもので、喜多方駅の西徒歩５分にある遊歩道入口から全長約3kmにわたって約1000本のしだれ桜が植栽されており、日本最大級のしだれ桜並木が楽しめます。また、道の中間地点には当時走っていたSLが展示されており、しだれ桜とのコラボレーションが楽しめます。桜のトンネルは絶好の撮影スポットです。大正浪漫の雰囲気のただよう七日町通りは、藩政時代には、会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通り、城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていました。明治時代以降も重要な通りとして繁栄を極め、昭和30年代頃までは、会津一の繁華街としてにぎわっていました。その後、一度衰退したこの通りは現在大正浪漫を感じられる通りとして甦り、観光客に人気の通りとなっています。大内宿は17世紀頃に建てられた宿場町で、国の重要伝統的建造物群に指定されています。街道の両側には茅葺き屋根の民家が並び、江戸時代（1603年～1867年）の縮図のようです。現地の生活用具や日本式の囲炉裏の展示を通じて、当時の風俗習慣を垣間見ることができ、まるで時代をさかのぼったような体験を提供します。塔のへつりは福島県南会津郡下郷町にある景勝地です。「へつり」は、会津地方の方言で「険しい断崖」を意味しています。その名の通り、人が歩いて通れるほどの幅で岩壁が浸食されており、その岩壁が塔のように並んでいることから「塔のへつり」と呼ばれるようになりました。長い歳月をかけて浸食・風化されたことで、この自然の造形美がもたらされました。1943年、国の天然記念物に指定されています。地下採石場跡地に建てられた大谷資料館 - 大谷資料館に来ると、宇都宮の特産品「大谷石」の採掘の歴史を理解することができます。展示場では江戸中期から昭和34年（1959年）までの大谷石の本格的な大規模採掘、運搬道具および採掘方法の変遷などの資料が展示されています。地下採石場は2万平方メートルの広さを誇り、深さは30メートル、最も深いところで60メートルに達します。平均気温は摂氏8度で、長年にわたり約1000万個の石が掘削され、野球場全体が収まるほどの巨大な空間が形成されました。展示だけでなく、コンサート、演劇、能楽の公演なども随時開催され、多目的に利用されています。世界三大仏像の1つである牛久大仏は、奈良県の東大寺の仏像を手に持てるだけ大きいと言われています。この大仏に上り、この地域の素晴らしい景色を眺め、浄土真宗について学んでみましょう。